おんなのこ
遠足で、五重塔を見てきたよ。
僧侶かつごん
どうだった?
おとこのこ
う~んと。屋根の上に、アンテナのようなものがあった。
おんなのこ
どうして上に尖っているの?
僧侶かつごん
オーケー。お寺の屋根についているものを教えるよ。
屋根が尖っている理由
仏教のお寺を表すシンボルだから。
2つのパターンに分けて、くわしく紹介するね。
屋根の飾りは仏教マーク
お寺の屋根の飾りを、2つに分けるよ。
- 棒のように尖っている。
- ボールのように丸い。
順番に説明するね。
尖っている棒は、お釈迦さまの傘が起源
アンテナのように棒が伸びているよね。
あれは五重塔の上に付くことが多いんだ。
理由は、五重塔が、お釈迦さまのお骨を置くところだったからだよ。
お釈迦さまとは
お釈迦さまは、仏教をひらいた、2500年くらい前のインドの人。
インドは暑い国だから、えらいお坊さんには、傘をさしてあげるんだ。
ちなみに、尖った棒のことを、正しくは「相輪」と言うよ。
丸い飾りは、お釈迦さまの骨を入れる容器
尖った棒の飾りを、相輪と言うんだ。
丸い飾りは、「宝珠」と言うんだ。「如意宝珠」とも言うよ。
如意宝珠は、「思いのままに、いろいろな願いをかなえる宝の玉」という意味。
丸い玉の飾りは、お釈迦さまのお骨を入れる容器なんだ。
ぼくたちは、仏さまに手を合わす。仏さまも同じように、ぼくたちに願いを向けているんだ。
僧侶かつごん
屋根の丸い飾りは、仏教を拝むシンボルマークなんだよ。
豆知識。教会の屋根が尖っている理由
僧侶かつごん
どうかな。お寺の屋根について分かったかな。
おんなのこ
うん。お釈迦さまの骨が関係していたんだね。
おとこのこ
仏教や仏さまのシンボルだったんだね。
さいごに、キリスト教の教会の屋根が尖っている理由も紹介するよ。
5年前、世界遺産のノートルダム大聖堂が焼けたよね。あの尖った屋根は、ゴシック様式というんだ。
およそ800年前にできた建て方で、高い建物がつくれるようになったんだ。
技術力をアピールするために、人々の集まる教会を高く目立つようにしたんだ。
それと、神さまのいる天に、少しでも近づくための意味もあるそうだよ。
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