
おんなのこ
お墓には色んなお花があるよね。

おとこのこ
白い花や赤い花や黄色もあるね。

僧侶かつごん
そうだね。死んだ人のことを思って、きれいなお花をかざっているね。
じゃあ、問題。仏教で一番だいじな花って知ってる?
- サクラかな?
- ヒマワリかな?
- チューリップじゃない?

僧侶かつごん
ちょっと、違うなあ。答えはハスのお花だよ。

おんなのこ
ハスってなあに。

僧侶かつごん
ハスを知らないの?今日は、ハスについて教えようかな。
にごった水に咲く花
どんな花も、赤白黄ときれいな色だよね。
ハスもきれいな花なんだよ。

おとこのこ
どうして汚い水から咲く花が、一番大事なの?
ハスの花の意味
- 仏さまの世界を表す
- 清らかな状態

僧侶かつごん
ハスが仏教のシンボル植物になった理由を説明するよ。
仏教は2000年以上も昔の、インドではじまったんだ。
暑い国だから、池や川がだいじな場所だったんだ。どんな汚れた水でも、きれいに咲く花が、仏さまのような立派な花に見えたんだろうね。
水の底が見えなくても、ハスは水面にきれいな花を咲かせるんだ。

僧侶かつごん
そのきれいなハスの花を見て、悩みや苦しみのない、仏さまのきれいな世界が思い浮かんだろうね。
仏さまの足元にはハスがあるよ

おんなのこ
う~ん。難しいけど、きれいなハスが泥水に咲くのが理由なんだね。

僧侶かつごん
うん。そう覚えておけば、オーケーだよ。
次からハスを用意したらいいの?
いや、ハスは7月8月の暑い時に咲くから、いつも用意するのはたいへんだよ。
心配しなくても、仏さまの足元には、いつもハスがあるんだ。
蓮華座って言って、ハスの花に乗っているから、それに手を合わしたらいいんだ。

僧侶かつごん
ぼくたちは、ハスを用意できるときに、持って行けばいいんだよ。

おとこのこ
そうなんだ。じゃあ、無理に用意しなくてもいいんだね。
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